今回の検査結果に基づき、健康状態を把握して健康管理に有効活用していただければ幸いです。
当法人付属診療所で再検査をご希望の方はフォローアップ・一般外来のご案内ページをご確認ください。
CARADAアプリのご紹介
基準値について
「基準値」は、健康と思われる人の大多数が分布する検査値をもとに決められた数値です。
基準値からはずれたからといってすぐに「病気がある」ということではありません。
個人差や施設による差もありますので、ご留意ください。
判定区分の見方
A:現時点では異常を認めません
B:軽度の異常はありますが日常生活に支障はありません
C:軽度の異常があり、生活習慣改善、再検査、経過観察が必要です
D1:要医療(治療も含めて受診が必要です)
D2:精密検査をお受けください
E:治療をお続けください
内科診察
医師が眼瞼結膜の視診、頸部触診、胸部聴診を⾏います。
診察で、異常所⾒があった場合に記載されています。
⾎圧測定
⾃動⾎圧計を⽤いて、収縮期⾎圧および拡張期⾎圧を測定します。
⾎圧は、1⽇の中でも変動します。安静時には低下し、活動時、緊張時には上昇します。
正確な⾎圧の診断には、家庭での⾎圧測定や特殊な機器を⽤いた24時間の⾎圧測定を推奨しています。
身体計測・腹囲測定
身長、体重、肥満度、体脂肪率は、自動身長計付き体組成計で測定します。
BMI(body mass index)は、= (体重)÷(身長)÷(身長)で計算されます。
標準値22で、統計的にもっとも病気になりにくいといわれています。
腹囲測定は、臍の周囲で測定します。いわゆるウエスト径とは異なります。
メタボリックシンドロームの診断基準の主要項目で、内臓脂肪の蓄積と関係するといわれています。
尿検査
尿は腎臓で作られ、体の老廃物を排泄し、体の状態を調節しています。
腎臓の働き・糖尿病・肝臓病・尿路感染症などがわかります。
眼科系検査
視力検査
近視、乱視の屈折障害だけでなく、白内障等の疾患でも視力低下することがあります。
眼圧検査
視力障害の原因となる緑内障に対する検査です。
眼底検査について
眼底の血管は、唯一体の外から見ることのできる血管です。
動脈の高血圧性変化や、動脈硬化性変化を観察します。
白内障や緑内障、眼底出血などの疑いがないか、動脈硬化性疾患の眼への影響を調べるのに役立ちます。
聴力検査
オージオメータを使用して低音(1000Hz)と高音(4000Hz)の測定を行います。
聴力は、年齢とともに高音から低下します。ただし、炎症やウイルス感染などで低下することもあります。
呼吸器系検査
胸部X線検査
X線での胸部単純撮影を行います。肺の異常陰影や心臓の大きさ等を確認します。
ある程度の大きさの肺の腫瘍や肺炎、心臓の大まかな大きさなどの診断に役立ちます。
肺機能検査
肺の働き、どれくらいの空気を吸い込んで吐き出せるかを測る検査です。
肺の機能が正常に働いているかを確認します。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎などの診断に役立ちます。
喀痰検査
喀痰に含まれる気管支の細胞の検査です。
気管支および肺の悪性腫瘍の診断に役立ちます。
検体中の喀痰量が十分でない場合は、判定不能になります。
血圧測定
自動血圧計を用いて、収縮期血圧および拡張期血圧を測定します。
血圧は、1日の中でも変動します。安静時には低下し、活動時、緊張時には上昇します。
正確な血圧の診断には、家庭での血圧測定や特殊な機器を用いた24時間の血圧測定を推奨しています。
心電図検査
四肢と胸部に取り付けた電極を用いた心臓の電気的な活動を記録する検査です。
不整脈(基本的には検査時に出現しているもの)、心筋症、心筋梗塞の診断に役立ちます。
心拍数に関しては、一定の時間当たりに心臓が拍動した回数を測定し、1分間当たりに拍動した回数として表示します。
心臓超音波
心臓の拡大や心臓弁膜症の有無、簡単な心機能評価などを検査します。
消化器系検査
消化器系検査
バリウムと炭酸ガスを服用し、X線撮影を行う検査で、食道・胃・十二指腸を観察します。
バリウムにより消化管の粘膜の凹凸を強調することで、潰瘍、腫瘍性病変の有無、萎縮性胃炎などの診断に役立ちます。
上部内視鏡検査(経口または、経鼻)では、内視鏡を用いて、喉頭・食道・胃・十二指腸を観察します。
必要があれば、生検(細胞の検査)を追加し、病理組織の検査も行います。
喉頭・食道・胃・十二指腸を内側から観察することで、腫瘤や潰瘍をはじめ、凹凸のない早期がん病変などの診断に役立ちます。
便潜血反応検査
大腸に、出血の原因となるような異常があるか調べます。
2回中1回でも陽性であれば、大腸内視鏡検査や大腸CTでの精密検査をおすすめします。
2回分実施した方が、信頼性が高くなります。
腹部超音波検査
腹部にゼリーを塗り、プローブ(探触子)を皮膚にあてて、超音波という高い周波数の音波の反射波を画像にすることで、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、などの観察を行います。
肝硬変、胆石、膵炎、腎結石等の診断に役立ちます。
血液検査
血液は、体中の細胞に酸素や栄養を運び、老廃物を回収する大切な役割を担っています。
血液を調べることで、体のどこかに異常がないか、どんな病気にかかっているのかなどを知ることができます。
血液学的検査
赤血球、白血球、血小板の数や形態等を調べます。
血清鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られず、貧血を引き起こす原因となります。
貧血になると、倦怠感、息切れ、動悸などの症状が現れることがあります。
生化学検査
肝機能検査について
肝臓は、体内で様々な重要な役割を担っている臓器で、血液中の有害物質を分解したり、栄養素を蓄えたりする働きがあります。
肝炎、脂肪肝、肝硬変などの肝臓の病気は、初期には自覚症状がないことが多く、血液検査で異常が見つかることがあります。
脂質検査
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪など)の量を測定する検査です。これらの脂質は、私たちの体にとって必要なものですが、バランスが崩れると血管に悪影響を及ぼし、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
動脈硬化の早期発見、心筋梗塞や脳卒中の予防・生活習慣病の管理に役立ちます。
糖代謝検査
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことで、私たちの体のエネルギー源となります。
糖尿病などの診断に役立ちます。糖尿病は、放置すると様々な合併症を引き起こす可能性があります。
早期に発見し、適切な治療を行うことで、合併症を予防することができます。
痛風検査(尿酸値)
尿酸値が高い状態が続くと、関節に尿酸結晶が溜まり、激しい痛みが起こる痛風という病気になる可能性があります。
この検査は、痛風の診断や、痛風の原因となる高尿酸血症の診断に役立ちます。
アミラーゼ検査
主に膵臓と唾液腺で作られる酵素で、デンプンを分解する働きがあります。
主に、膵臓の病気や唾液腺の病気の診断に役立ちます。
電解質検査
体内の水分バランスや神経、筋肉の働きを正常に保つ上で非常に重要な役割を果たしています。
主に、脱水症状の診断、腎臓病の診断、心疾患の診断に役立ちます。
CK(CPK)
私たちの体内の筋肉細胞(骨格筋、心筋、脳など)に多く含まれる酵素の一種です。
筋肉が活動するために必要なエネルギーを作り出す過程で重要な役割を担っています。
主に心筋梗塞・筋肉の病気・筋肉の損傷などの診断に役立ちます。
血清学的検査
感染症や、血清中の自己抗体を調べます。
ウイルス性肝炎、梅毒などの感染症の診断、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患の診断に役立ちます。
前立腺検査
触診では、直腸検査とともに前立腺を触診し、前立腺の大きさや硬さ、痛みの有無などを評価します。
MRI検査では、前立腺肥大の程度や、炎症、腫瘍性病変の有無の診断に役立ちます。
腫瘍マーカー
がん細胞が作り出す微量の物質、またはがん細胞によって変化する物質のことで、がんを発見する手がかりとなります。
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時間
月曜~金曜 | 午前8時30分~午後4時30分 |
土曜 | 午前8時30分~午前12時00分 |